姉は、弟である僕にとって、いかんともしがたい存在だ。とはいっても、嫌いなわけじゃない。ただ、ひたすら厄介な人なのだ。
人は見かけによらない…優秀な姉のどうかしてる本性
家族としてのひいき目は抜きにして、姉は優秀だと思う。学校だってほぼ主席に近いほどの成績だったし、それでいて運動も万能。顔も、控えめにいって綺麗で、モテた。その上、就職してからも、その優秀さはまったく変わらなかった。わざわざひらけかすようなことはしないけれど、姉の会社には僕の友人も何人か就職していて、いかに姉が高い評価を受けているかはいくらでも耳に入ってくる。給料も、僕とはけた違いだった。よく学生の頃と社会人になってからの落差が大きい優等生というのがいるが、姉に関してはそれさえ当てはまらなかったのだ。大して秀でたところのない僕としては、劣等感さえ抱いてしまうほどだった。
ただ、完璧な人間というのはいないものだ。「できる女」の典型のような姉だったが、性格と性癖についてだけはかなりねじ曲がっていた。
「あんたのち●ちん、一度試してみたかったのよね」それが、姉が僕を最初に誘ってきたときの言葉だった。誘ってきたというか、犯されたという方がどちらかというと的確だと思う。
社会人になって、お互い一人暮らしになってからも、姉はたまに僕の部屋に遊びに来ていたのだけれど、ある日いきなり、なんてことないような顔をして、僕を床に組み敷いたのだ。そして、そのまま僕のズボンと下着をはぎ取った。
もちろん、僕は混乱していたのだけれど、男の身体というのはどうやったって正直だ。僕の身体の上にまたがった姉はにやっとしてスカートを自分でめくった。
「どう、あんたのことだから、しばらく見てないんじゃない?」
青い下着をずらして、姉は笑った。給料が高いだけに下着もいかにも高そうで、全体にレースが施されたいかにも高級そうな水色の下着を履いていた。その布地が指で引っ張られ、隙間から姉のアソコがチラチラと目に飛び込んできた。ただそれだけで、僕の股間はガチガチに膨張してしまった。
ちょっとまて、相手は姉なんだぞ。姉のアソコで興奮してどうするんだ。
そう自分に言い聞かせたけれど、無駄だった。早くも先端から、先走り汁が無様に流れ出した。それをみて、姉は満足そうにうなづいた。それから、そのまま身体の位置をずらして、ちょうど僕のち●この真上で身構えた。
「あんたを他の女にだけ独占させるの、嫌なんだよね」
「なんだよそれ!だいたい、姉ちゃんだって彼氏いたじゃんか!」
「それとこれとは別。彼氏なんて、あんたに比べたら大して思い入れもないし」
姉の歴代の彼氏たちが聞いたら、泣き出しそうな、容赦のない一言だった。
「いや、だから、そういう問題じゃないだろ?何考えてんだって話だよ!」
「別に付き合うななんて言ってないじゃない?ただ、たまにはあたしにも頂戴って言ってるだけじゃない」
どうやら姉は、弟である僕に特殊な感情があるようだった。今に至るまで、それを明確に説明してくれたことはない。
ただ、よくある姉弟の愛情でもなければ、恋愛感情的なものでもないのは確かだ。そんないいもんじゃない。それは、みようによってはからかっているようにさえ見える、性行為直前の姉の表情を見ていればわかる。
そのときもそうだった。姉はもう一度唇をゆがめると、迷うことなく僕の上に身体をおろした。
「あふぅっ…」
「ね、姉ちゃん、ヤバいって!抜いてくれよ!」
僕にも、まだ良識はのこっていた。だからそういったのだが、姉はそんな僕の意思を無視して、どんどん身体をおろしてくる。もう、亀頭はすべて姉のま●この中に飲み込まれている。竿の部分も、三分の一くらいは中に埋まっていた。
もう、あと少しで全部入ってしまう。焦る僕の心理を見透かしたように、姉は言った。
「全部、はいっちゃうね」
「ま、マジでまずいから…頼むよ、抜いてくれよ」
「そんなこと言って…気持ちいい癖に」
確かに、否定はできなかった。姉の膣内はあったかくて、トロっとしていた。うねる粘膜が、ギチギチと僕のち●こを押しつぶしてくる。でも、姉の言葉ではないが、それとこれとは別だ。
「な、何考えてるんだよ、姉ちゃん!俺、弟だぞ?」
「だからいいんじゃない」
何を考えているのかわからない。その一言で混乱状態に陥った僕をしり目に、姉は息をかすかに荒げながら言った。
「…最後まで、入れちゃうね」
「や、やめ」
僕が反論しようとしたときには、姉の股間が勢いをつけて、僕の腰の上に落ちてきていた。じゅぶっ、と、小さな、けれど生々しい結合の音が、僕と姉の、密着した股間から漏れた。
「…んっ…やっぱり…」
「な、なんだよ…」
「あんたの…思ってた通り、…あたしのここと相性いい…」
指で、自分の股間を指し示す姉。結合部に、光るものが見えた。
僕のち●こで押し広げられた姉のま●こは、既に姉の体液をどろどろと流し始めている。
ここまでになると、もう僕ももう、なんだか投げやりになっていた。
それに、根元まで入れられてしまうと、気持ちよさがあまりにも強すぎて、意思の力も弱くなる。
「姉ちゃん、…何考えてるのか知らないけど、責任はとらないぞ」
「いいわよ?わたしだって好きでやってるんだもん。だから…ね」
くいっと、姉は軽く腰を振った。
それだけで、吸い取られるような感覚が、僕を襲う。
息を詰まらせそうになった僕を見下ろしながら、騎乗位状態の姉は言った。
「さ…入っちゃったんだもん。覚悟きめて、しようよ」
「でちゃうぞ」
「だからいいって。弟の精子出されるなんて、それだけでたまらなくなっちゃう」
「マトモじゃねえよ、姉ちゃん」
「わかってるじゃない」
そういって、姉は今度こそ、盛大に腰を振り始めた。
ときどき擦り付けるように回したりもしながら、運動でもするかのように身体を上下にゆする。
姉の服の下で、胸がかすかに揺れているのがわかった。
下から見上げた姉の乳房は、思ったよりも大きくて柔らかそうで、僕はそれに無意識に手を伸ばしていた。
「なーんだ、あんたも意外と積極的じゃない?」
「ね、姉ちゃんが悪いんじゃないか…」
「あふっ…う、うまい、じゃない…あんた…」
反応が変わった。姉にとっては、弱い所らしい。
声も、どこかさっきまでの強気一点張りなものじゃなくなり、いかにも女っぽい声になった。
それで、僕のタガは外れた。姉も、さらに激しく腰を振ってくる。
「あうううんっ、いいっ!…やっぱ、うまいわよ、あんた…」
「…姉ちゃんも…セックス、慣れてるじゃんか…」
「そりゃね…それなりにはエッチしてきたからね」
「それなりってもんじゃないだろ、これ…」
ベトベトのおま●こは、もう洪水のようだった。
視線をやると、股間でからみあう僕らの陰毛に、しずくがそこかしこで光っている。しっとりしていた。
姉は、意外と耐久力はなかった。10分ほど身体をゆすり続けているうちに姉の反応は露骨に変わってきた。
「あ、ああっ!ち、ち、ち●こが…」
「どうした?」
「…い、イキそうなのよぉ、…ああっ」
さっきまでとは違う、姉の本当の喘ぎ声は、思いのほか可愛らしかった。
まだ持ちそうだったが、その声が僕の心を煽り立てたせいか、猛烈な射精感が襲ってきた。
あっというまに余裕がなくなる。
「お、俺も、ヤバい…姉ちゃん、ぬけよ、今度こそ…」
「抜かない…んっ」
「ちょ、ちょっとまてよ!どういう…」
「…あたし、ちゃーんとその辺は、…してるからね…そのまま、出しなよ」
なかば苦しそうにさえ見える顔。その唇がもう一度歪んだ。
姉のま●こがもう一度収縮し、僕の根元を強烈に締めた。
それで、僕の我慢は決壊した。どくり、と僕はみずからの生殖液を、肉親である姉の中に注ぎ込んでいた。
「精子きたあ…っすごい出てるよ…っ…あああああっ!」
そして、姉はもう一度弟である僕を見下ろして満足げに笑うと、そのまま前屈するように僕に抱き着いて来た。
そして、つながったままの身体を2、3回震わせた。さすがの姉も、息が乱れている。それでも僕の耳元で言った。
「あんた…精力あるわね。まだ…出てるわよ」
「…知らないぞ」
姉に中出ししてしまった僕は、一気に嫌悪感にさいなまれていた。
でも、姉は意に介さなかった。
「だから、大丈夫って言ってるじゃない…あんたの赤ちゃんのお汁…もったいないから全部貰うわね」
そして、とどめでも刺すかのように、もう一度腰をくねらせた。
ま●この中がもう一度複雑にうねり、僕の精子を余すことなく、最後まで吸い取った。
あれからも、姉は何か月かに一度ほど、僕の部屋に遊びに来ては、膣内射精させ続けている。
最近では、僕も慣れてしまって、目前で服も脱がずにのしかかってくる姉を、なかば当然のように抱き留めている。
たまに何やってるんだろうと思うこともあるけれど、もうこういう姉を持ってしまったんだから仕方ないかと思っている。
姉がこの先どうするつもりなのかはわからない。たぶん、何も考えていないんだと思う。
あれだけ優秀なのにおかしな話だが、やっぱり僕の姉は、どこかが欠落しているんだろう。
そうでなければ、僕の精子を胎内にも顔にも…それこそ身体全体で浴びながらあんなに喜々としていられるとも思えない。